くまのコールテンくん [アメリカ]
(原題:Corduroy )
作:ドン・フリーマン 訳:まつおかきょうこ
おもちゃ売り場の棚で、買ってくれる人を待つ、くまのコールテンくん。
一人の女の子が気に入ってくれますが、お母さんに
「これ、新品じゃないみたい。つりひものボタンが取れてるわ」と
言われてしまいます。
そこで、デパートが閉まったあと、コールテンくんは取れたボタンを
探しにいくことに・・・。
黒く太目の線が主体で、まるで版画のようなタッチの絵。
絵も文章もシンプルだけど、とてもあったかい感じが伝わってきます。
その理由の一つは、コールテンくんが自分に起こるできごとを、
いつもポジティブに受け止めていこうとすること。
誤ってエスカレーターに乗ってしまった時は、
「ぼく、ずっと前から山に登って見たいなあって思ってたんだ」。
そんなところが、かえって読者の気持ちをハラハラさせる部分があって、
最後にコールテンくんとリサの気持ちが一つになると、
「ああ、よかったね」と、なんだかほっとしてしまうのです。
素朴なくまのぬいぐるみと、特別に裕福ではない普通の少女との、
暖かい物語です。
作:ドン・フリーマン 訳:まつおかきょうこ
おもちゃ売り場の棚で、買ってくれる人を待つ、くまのコールテンくん。
一人の女の子が気に入ってくれますが、お母さんに
「これ、新品じゃないみたい。つりひものボタンが取れてるわ」と
言われてしまいます。
そこで、デパートが閉まったあと、コールテンくんは取れたボタンを
探しにいくことに・・・。
黒く太目の線が主体で、まるで版画のようなタッチの絵。
絵も文章もシンプルだけど、とてもあったかい感じが伝わってきます。
その理由の一つは、コールテンくんが自分に起こるできごとを、
いつもポジティブに受け止めていこうとすること。
誤ってエスカレーターに乗ってしまった時は、
「ぼく、ずっと前から山に登って見たいなあって思ってたんだ」。
そんなところが、かえって読者の気持ちをハラハラさせる部分があって、
最後にコールテンくんとリサの気持ちが一つになると、
「ああ、よかったね」と、なんだかほっとしてしまうのです。
素朴なくまのぬいぐるみと、特別に裕福ではない普通の少女との、
暖かい物語です。
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