ぐるんぱのようちえん [日本]
ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本) (こどものとも傑作集)
- 作者: 西内 ミナミ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1966/12/15
- メディア: 大型本
一人ぼっちで、大きくて汚い象のぐるんぱ。
仲間たちの会議の結果、町に働きに出ることになりました。
いろいろなお店に行きますが、ぐるんぱの作るものは
人間には大きすぎて、すぐに追い出されてばかり・・・。
なんと今から40年以上前の作品。
しかし、まったく色あせることなく、読み継がれている名作の一つです。
その魅力は、まず絵。
明るく丸みのあるタッチの水彩画で、時代や国を感じさせない普遍性があります。
そして物語は、修行?に出されたぐるんぱが、失敗ばかりで、いったい
どうなってしまうんだろう、と読み手の子どもたちをハラハラさせる展開。
ところが、結末は思いもしないような楽しいもので、読んでいてうれしくなってしまいます。
無駄のない文章、レイアウトの作り方がツボを押さえている点など、
改めて読むと、長年愛されるだけのことはあるな、と感じさせる作品です。
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